キョウトキヌゲハキリバチ                               Megachile kyotensis Alfken, 1931

[発生期]

 夏~秋。年1化性。越冬態は前蛹。

 

[寄主・訪花植物]

ミソハギ、マルバハギなど。

 

[生息環境]

低山地~山地の里山環境、草原地帯など。オープンランドで見られる。

 

[営巣習性]

主な営巣地は林端部や伐採地などで、斜面の地面が露出した箇所に営巣する。育房の素材として、ヤマハギとクリが利用された例がある。

 

[その他]

労働寄生性の天敵として、ヨコジマコバネヤドリニクバエとキイロゲンセイが記録されている。

 

[参考文献]

  1. 片山栄助・松田喬 (2012) キョウトハキリバチMegachile kyotensis Alfkenの営巣生態と巣の構造. 昆虫 (ニューシリーズ), 15 (3): 159-171.
  2. 長瀬博彦 (2014) キョウトキヌゲハキリバチ. 日本産ハナバチ図鑑 (多田内修・村尾竜起 編): 311. 文一総合出版, 東京.