[発生期]
春~秋に出現。真社会性をもち、西日本では年2化。
西日本における生活史は、春期単独性・半社会性活動相⇒前夏期真社会性活動相⇒後夏期半社会性活動相⇒秋期交尾相で推移すると報告されている。
[寄主・訪花植物]
広食性のため、さまざまな花資源を利用する。
[生息環境]
海浜~山地。北部九州では普通種。都市環境下でも、個体数が多い種。
[営巣習性]
開けた裸地の地中に営巣する。巣の構造はIIIb型。
越冬巣の再利用率が高いとされる。
[その他]
雌の体サイズや頭部に変異があり、大型雌は女王で、小型雌はワーカー。
[参考文献]
- 佐々木陽一・前田泰生・郷右近勝夫(2022)アカガネコハナバチHalictus (Seladonia) aerarius Smithの社会性構造に関する研究. ホシザキグリーン財団研究報告, 25: 161-202.
- Sakagami S. F. & Fukushima K. (1961) Female dimorphism in a social halictine bee, Halictus (Seladonia) aerarius Smith (Hymenoptera, Apoidea). Japanese Journal of Ecology, 11: 118-124.
- Sakagami S. F. & Michener C. D. (1962) The nest architecture of the sweat bees. A comparative study of behavior. The University of Kansas Press, Lawrence. 135 pp.