[発生期]
夏~秋。年1化性。北部九州では10月が発生のピーク。日本産ムカシハナバチ属の中では、最も遅い時期に出現する種。
[寄主・訪花植物]
キク科植物への選好性が強い。
[生息環境]
平地~山地。オープンランドでよく見られる。北部九州では、裸地や切り立った崖で、営巣地が見つかっている。
[営巣習性]
地中に営巣し、ときに集団で営巣する。
[その他]
北部九州では普通種。 最近、越冬態が幼虫(おそらく2~3齢)であることが判明した。
[参考文献]
- Goukon K. & Maeta Y. (2016) Overwintering stages of an autumnal bee, Colletes collaris Dours (Hymenoptera, Colletidae). New Entomologist, 65 (3, 4): 105-106.
- Goukon K. & Maeta Y. (2018) Notes on the further development of overwintering young larvae of Colletes collaris Dours (Hymenoptera, Colletidae). Chugokoku Kontyu, 31:1-2.
- 幾留秀一 (2014) オオムカシハナバチ. 日本産ハナバチ図鑑 (多田内修・村尾竜起 編): 27, 文一総合出版, 東京.
- 前田泰生・宮永龍一 (1998) オオムカシハナバチの新分布地. 中国昆虫, (12): 13-15.