オオムカシハナバチ Colletes collaris Dours, 1872

[発生期]

夏~秋。年1化性。北部九州では10月が発生のピーク。日本産ムカシハナバチ属の中では、最も遅い時期に出現する種。

 

[寄主・訪花植物]

キク科植物への選好性が強い。

 

[生息環境] 

平地~山地。オープンランドでよく見られる。北部九州では、裸地や切り立った崖で、営巣地が見つかっている。

 

[営巣習性]

地中に営巣し、ときに集団で営巣する。

 

[その他]

北部九州では普通種。 最近、越冬態が幼虫(おそらく2~3齢)であることが判明した。

 

[参考文献]

  1. Goukon K. & Maeta Y. (2016) Overwintering stages of an autumnal bee, Colletes collaris Dours (Hymenoptera, Colletidae). New Entomologist, 65 (3, 4): 105-106.
  2. Goukon K. & Maeta Y. (2018) Notes on the further development of overwintering young larvae of Colletes collaris Dours (Hymenoptera, Colletidae). Chugokoku Kontyu, 31:1-2.
  3. 幾留秀一 (2014) オオムカシハナバチ. 日本産ハナバチ図鑑 (多田内修・村尾竜起 編): 27, 文一総合出版, 東京.
  4. 前田泰生・宮永龍一 (1998) オオムカシハナバチの新分布地. 中国昆虫, (12): 13-15.